「シャトレーゼって、実際どのお菓子がプロにも認められているの?」——2021年6月19日放送のTBS系「ジョブチューン」で、その答えが出ました。
超一流スイーツ職人7人による審査で、シャトレーゼの看板商品10品のうち7品が合格という好結果を残したんです。
この記事では、2021年6月19日放送の「ジョブチューン」でシャトレーゼが披露したイチ押し商品TOP10と、そのジャッジ結果、そして開発担当者のこだわりまでをまとめてお届けしますね。
ジョブチューンでシャトレーゼが挑戦したのはどんな企画?2021年6月19日放送回を振り返る
全国に580店舗、海外にも100店舗以上を展開する大人気スイーツチェーン「シャトレーゼ」。
2021年6月19日放送の「ジョブチューン」ジャッジ企画に、このシャトレーゼが初挑戦しました。
洋菓子やアイス、和菓子まで約400種類あるという商品の中から、開発担当者が絶対の自信を持つイチ押し商品トップ10を選び、超一流スイーツ職人7人にぶつけるという企画でした。
ジャッジのルールは、7人中4人以上が「合格」の札を上げれば「値段に見合った美味しいメニュー」として認定されるというもの。
手厳しいプロの目にどこまで応えられるか、というのがこの企画の見どころだったんですよね。
審査員として登場したのは、まさに超一流の顔ぶれでした。
- 辻口博啓さん:洋菓子のワールドカップで3度世界一
- 鎧塚俊彦さん:京橋「Toshi Yoroizuka」オーナーシェフ
- 鈴木一夫さん:ホテルスイーツの最高責任者を20年務めた実力者
- 土屋公二さん:チョコレート大会で5年連続金賞
- 柴田武さん:世界的パティシエ
- 徳増俊則さん:和洋菓子両方で修業した経験を持つ
- 徳永純司さん:洋菓子界のオリンピックでチョコレート部門優勝
この面々を相手に、シャトレーゼの看板商品たちがどこまで戦えるのか。企画そのものの緊張感が伝わってきますよね。
シャトレーゼ「イチ押し商品TOP10」の結果は?合格7品・不合格3品の内訳
結論から言うと、10品中7品が合格、3品が不合格という結果になりました。
満場一致で合格したのは「スペシャル苺ショート」と「北海道産バターどらやき」の2品です。
プリンとチョコバッキーバニラも合格したものの、満場一致には惜しくも届かなかったという結果でした。
一方で不合格となったのは「ダブルシュークリーム」「フィナンシェ」「YATSUDOKIプレミアムアップルパイ」の3品です。
順位ごとの詳しい結果を見ていきましょう。
10位「濃厚チョコショートケーキ」324円(税込)合格
糖質86%カットというこのケーキ、こだわりは開発に10年かけたという大豆粉のスポンジです。
チョコレートには最高級ベルギー産クーベルチュールを使用し、糖質カットでも物足りなさを感じさせない仕上がりを目指しています。
判定は5対2で合格。
徳永さんは「糖質を下げると美味しさが伝わってこないことが多いが、しっかりチョコレートの酸味や甘みを感じられた」とコメントし、辻口さんも糖質4%台でこのクオリティを出す難しさを評価していました。
9位「トリプルチーズケーキ」324円(税込)合格
レア・ベイクド・スフレの3種類のチーズケーキを一度に味わえる新商品です。
5対2で合格しました。
鎧塚さんは「3層に持ってきたこと、3種類のチーズを混ぜ合わせたことは大正解」と評価。
柴田さんも、3種類を混ぜるとテクスチャーがバラバラになりがちなところをしっかり研究し、一口で3種類が一緒にフォークについてくる完成度をほめていました。
8位「特撰よもぎ香る草餅」1個108円(税込)合格
自社で手摘み収穫した天然よもぎの新芽だけを使い、山梨県産コシヒカリを自社製粉した米粉、北海道産十勝小豆のあんこを使用した一品です。
4対3で合格となりました。
鈴木さんは「あんこと皮のバランスが良かった。108円でここまでのコストをかけているのは素晴らしい」と高評価。
一方で徳増さんからは「全体的に味が薄い」という厳しい声もありました。
7位「ダブルシュークリーム」108円(税込)不合格
年間1000万個を売り上げる、発売から32年愛されるシャトレーゼの看板商品ですが、結果は2対5で不合格でした。
徳永さんは原材料に「粉末しょうゆ」が入っていることに気づき、「醤油の甘いものと合わせたときの嫌な香りが逆に引き立ってしまった」と指摘。
徳増さんも「周りの皮も結構しょっぱい」とコメントしています。
生地の中にカスタードクリームとホイップクリームの2種類をぎっしり詰めるという看板商品ならではのこだわりが、プロの繊細な舌には少し裏目に出てしまった形と言えそうです。
6位「フィナンシェ」129円(税込)不合格
最高級アーモンド「マルコナ」を自社で粉末にして使用し、加熱蒸気システムで高温・短時間で焼き上げるこだわりの一品でしたが、結果は1対6の不合格でした。
鎧塚さんは「フィナンシェの一番の武器は焦がしバターの香り。もっと安いアーモンドを使っても良いから焦がしバターに力を入れてほしかった」と指摘。
徳増さんも「最後の余韻がバニラペーストの余韻で、これはフィナンシェじゃない」と厳しい評価でした。
5位「スペシャル苺ショート」324円(税込)合格 ※満場一致
60種類以上あるケーキの中で売上No.1、年間600万個以上を売り上げる看板商品が、7対0の満場一致合格を獲得しました。
一般的なスポンジより卵黄の比率を多くし、170℃で約30分じっくり焼き上げるスポンジと、国産にこだわったイチゴが決め手です。
徳永さんは「クリームもスポンジも苺も全部美味しく、口の中でまとまっている」と絶賛。
鎧塚さんも「農家さんと一体となったショートケーキ」と評価していました。
4位「無添加契約農場たまごのプリン」108円(税込)合格
原料は卵・牛乳・砂糖のみというシンプルな構成で、6対1で合格しました。
エサからこだわった専用の卵を使い、低温でじっくり蒸し焼きにすることでなめらかな食感に仕上げています。
徳永さんは「バニラなどの香料を使っていないのに、素材それぞれの良さが伝わってくる」とコメントしていました。
3位「YATSUDOKIプレミアムアップルパイ」399円(税込)不合格
焼き菓子の売上No.1という一品ですが、2対5で不合格に。
ふじりんごをキャラメル色になるまで炒めて使い、フランス産発酵バターのパイ生地を各店舗のオーブンで焼き上げるというこだわりでした。
柴田さんは「パイはコージーコーナーよりもはるかに上」としながらも、りんごのキャラメリゼが評価を下げたと指摘。
辻口さんも「味が平坦。紅玉が持つ酸味を活かせばもっと美味しくなる」とアドバイスしていました。
2位「チョコバッキーバニラ」1本64円(税込)合格
発売から3年で累計売上1億本以上、100種類以上あるシャトレーゼのアイスの中で売上No.1という商品が6対1で合格しました。
チョコレートの形をあえてランダムにすることで、食べるたびに違う食感を楽しめるのが特徴です。
徳永さんは「メリハリがあってリズムがあり、すごく美味しい」とコメント。
鎧塚さんは「子供たちが夏に食べて、大人になって『また食べたい』と思う味で良い」と語っていました。
1位「北海道産バターどらやき」129円(税込)合格 ※満場一致
和菓子の売上No.1、年間500万個を売り上げる大ヒット商品が、堂々の満場一致合格でイチ押しTOP10を締めくくりました。
自家製の搾りたて牛乳ヨーグルトとハチミツを加えたしっとり生地に、十勝小豆の粒あん、北海道産バターと沖縄県産の塩を使ったバタークリームを合わせています。
土屋さんは「100点満点。塩味がちょうど良く、和菓子の中でどら焼きが一番好きだが、今度からはこれを買う」と絶賛していました。
なぜシャトレーゼは7品も合格できたのか?背景にある開発体制
今回の企画で印象的だったのは、単に「美味しい・美味しくない」だけでなく、開発担当者がどれだけ素材や製法にこだわっているかが評価の分かれ目になっていた点です。
草餅のよもぎは自社で手摘み収穫、プリンの卵は専用に開発したもの、どらやきの小豆は北海道の生産者限定というように、原材料の調達段階からこだわりを積み重ねている様子がうかがえました。
一方で不合格になった3品は、いずれも「アイデアは良いが仕上げの一歩が惜しい」というタイプの指摘でした。
ダブルシュークリームの粉末しょうゆ、フィナンシェのバニラペーストの余韻、アップルパイのりんごのキャラメリゼと、素材選びや配合バランスの部分にプロならではの厳しい目が入った形です。
これは裏を返せば、シャトレーゼの商品開発が「コスト内でどこまで攻めるか」という難しいバランスに常に挑んでいることの表れだと筆者は考えます。
100円台という価格帯を維持しながら本格的な味を追求する以上、どこかで調整が必要になるのは自然なことなのかもしれません。
不合格でも「好き」という声多数。数字だけでは測れない魅力
興味深いのは、ジョブチューンで不合格になった商品ほど、放送後にSNSやグルメサイトで「実際に食べてみたら美味しかった」という声が目立つ点です。
グルメサイト「ヨムーノ」は、この2021年6月19日放送の回を受けて、不合格となったダブルシュークリーム、フィナンシェ、YATSUDOKIプレミアムアップルパイの3品を実際に食べ比べる検証記事を掲載しています。
その中では「値段を考慮すると『おいしい』部類に入るのではないか」という感想が綴られていました。
とくにダブルシュークリームについては「粉末醤油っぽい違和感のある味はしなかったような」と、プロの指摘とは違う印象を受けたという声もあります。
これはシャトレーゼに限らず、ジョブチューンのジャッジ企画全体に言えることですが、審査するのが超一流の職人という「究極にレベルの高い舌」であるがゆえに、一般消費者の感覚とはズレが生じることがあるという点は覚えておきたいポイントです。
たとえば同番組の別回で取り上げられたローソンの「ソースたっぷり生パスタ カルボナーラ」が不合格になった際にも、SNS上では「私は好きですよ」「思い出の味です」という温かい声が寄せられていました。
こうした反応からも、テレビの審査結果と日々の売上や消費者の満足度は、必ずしも同じ物差しでは測れないことが見えてきます。
シャトレーゼのジョブチューン結果を振り返って思うこと
筆者としてこの企画を振り返ると、シャトレーゼが挑んだ「10品中7品合格」という数字は健闘した部類に入ると考えられます。
とくに「スペシャル苺ショート」と「北海道産バターどらやき」という看板商品2品が満場一致で合格した点は印象的です。
シャトレーゼというブランドの「量産しながらも本格的な味を追求する」という姿勢が、プロの目にもしっかり伝わった証拠だと筆者は感じます。
324円のショートケーキや129円のどら焼きが、超一流のパティシエたちを唸らせたというのは、コストパフォーマンスを重視する読者にとっても心強い情報ではないでしょうか。
ここで筆者が注目したいのは、シャトレーゼの経営スタイルそのものです。
シャトレーゼは製造から店舗運営まで自社で手がける「製造直販」を軸にしていることで知られています。
原材料の調達から製造、店舗までを自社で完結させることで、卸や仲介を挟む一般的な菓子メーカーに比べて中間コストを抑えやすい構造だと筆者は考えます。
同じ100円台のスイーツでも、自社工場で作ったものを自社店舗でそのまま売るからこそ、専用の卵や手摘みのよもぎといったこだわりを商品にそのまま乗せられるのではないでしょうか。
今回合格した商品の多くが「専用開発」「自社製粉」「自社搾乳」といったキーワードを伴っていました。
これは、この製造直販モデルが商品開発の自由度を高めている可能性を示す一つの材料だと個人的には見ています。
一方で、不合格になった3品についても、「不合格=まずい」と短絡的に受け取らない方が良いと筆者は考えています。
プロの評価基準はあくまで「その菓子のジャンルとして王道を突き詰めているか」という専門的な視点です。
日常のおやつとして楽しむ分には十分に美味しいという声が多いのも事実だからです。
ダブルシュークリームが発売から32年、年間1000万個も売れ続けているという実績自体が、多くの人に愛されてきた証と言えますよね。
また、不合格となった3品に共通するのは、いずれも「大量生産の効率」と「本格的な風味の再現」という、両立が難しい二つの目標のせめぎ合いだったという点です。
粉末しょうゆはおそらく風味を安定させ、長期保存しやすくするための工夫だったのではないかと筆者は推測しています。
りんごのキャラメリゼについても、各店舗のオーブンで再現しやすくするための工夫だった可能性があると考えられます。
これらはあくまで筆者の推測であり、実際の開発意図が公表されているわけではない点はご承知おきください。
ただ、プロの舌には「本格志向からズレた工夫」と映った部分が、実は「どの店舗でも同じ品質を届ける」という別の企業努力の裏返しだった可能性がある、という視点も持っておきたいところです。
今後もシャトレーゼは商品リニューアルを重ねながら、テレビ番組などで取り上げられる機会が続くと見られます。
ジョブチューンでの評価を一つの参考にしつつ、実際に自分の舌で確かめてみるのが、この手のランキング企画との上手な付き合い方なのかもしれません。
まとめ
2021年6月19日放送の「ジョブチューン」では、シャトレーゼのイチ押し商品TOP10のうち7品が超一流スイーツ職人の審査に合格しました。
満場一致合格は「スペシャル苺ショート」と「北海道産バターどらやき」の2品で、不合格は「ダブルシュークリーム」「フィナンシェ」「YATSUDOKIプレミアムアップルパイ」の3品でした。
それぞれの商品には手摘みのよもぎや専用開発の卵など開発担当者のこだわりが詰まっています。
合格・不合格の結果だけでなく、その背景にあるものづくりの姿勢を知ることで、シャトレーゼのスイーツをより一層楽しめるはずです。
よくある質問
ジョブチューンでシャトレーゼは何品合格しましたか?
2021年6月19日放送の回では、イチ押し商品TOP10のうち7品が合格しました。
満場一致で合格したのは「スペシャル苺ショート」と「北海道産バターどらやき」の2品です。
ジョブチューンで不合格になったシャトレーゼの商品は?
「ダブルシュークリーム」「フィナンシェ」「YATSUDOKIプレミアムアップルパイ」の3品が不合格となりました。
理由はそれぞれ、シュー皮の粉末しょうゆの風味、焦がしバターよりバニラペーストが目立つ点、りんごのキャラメリゼの味わいなどが指摘されています。
不合格だった商品はもう食べられないの?
いいえ、不合格になった商品も引き続き店舗で販売されています。
放送後の実食検証でも「値段を考えると美味しい」という感想が多く、プロの評価と一般消費者の好みには違いがあることも知っておくとよいでしょう。