結婚式の招待状を受け取った際、親族としてどのように返信すれば良いのか、そのマナーや心構えをご紹介します。親族ならではの温かみを込めた返信で、新郎新婦への思いやりを表現しましょう。
目次
招待状返信のタイミングとマナー
結婚式の招待状を受け取ったら、出席は2～3日以内、欠席は1週間後を目安に返信するのがマナーです。期限内でも早めの返信が望ましいです。
返信の書き方とポイント
返信は黒の毛筆や筆ペン・万年筆を使用し、書き損じは二重線で修正します。「。」「、」や忌み言葉は避けましょう。
宛名の変更方法
返信ハガキの宛名は、通常新郎新婦の名前が記載されています。
「行」「宛」がある場合は、これを消して「様」に書き換えます。
これにより、より丁寧な印象を与えることができます。
「寿」で消す方法もあり、縁起が良いとされています。
「御」「御芳」の扱い
返信ハガキには「御出席・御欠席」「御芳名」などが記載されています。
これらの敬称は、二重線で消すのがマナーです。
出席の場合は「御欠席」、欠席の場合は「御出席」を消します。
これにより、自分の意向を明確に示すことができます。
夫婦・家族連名での返信マナー
夫婦や家族連名での招待状の場合、出席・欠席を明確にし、全員の名前を記載することが重要です。
夫婦連名の場合
夫婦連名での返信では、両方が出席する場合は夫婦の名前を両方記載します。
一方のみが出席する場合は、出席する人の名前のみを記入し、欠席する人の名前は記載しません。
両方が欠席する場合は、その旨を明記し、お祝いの言葉を添えます。
夫婦の名前は、夫の名前を先に記載するのが一般的です。
家族連名の場合
家族連名での返信では、全員が出席する場合は家族全員の名前を記載します。
出席と欠席が分かれる場合は、出席する人の名前のみを記入し、欠席する人の名前は記載しません。
全員が欠席する場合は、その旨を明記し、お祝いの言葉を添えます。
家族の名前は、夫の名前を先に記載し、その後に妻、子供の順に記載します。
返信に添えるメッセージの例文
出席する場合も欠席する場合も、心温まるメッセージを添えて、お祝いの気持ちを伝えましょう。
出席する場合のメッセージ
出席する場合は、招待への感謝と祝福の気持ちを込めたメッセージを添えます。
「慶んで出席させていただきます」という表現が一般的です。
「末永いお幸せをお祈り申し上げます」という言葉で祝福を伝えます。
家族全員で出席する場合は、「家族揃って出席させていただきます」と記載します。
欠席する場合のメッセージ
欠席する場合は、事情により出席できないことを伝えます。
「ご結婚おめでとうございます」と祝福の言葉を添えます。
「残念ながら欠席させていただきます」と記載し、お祝いの気持ちを伝えます。
「おふたりの末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます」と祝福の言葉を添えます。
まとめ
結婚式の招待状への返信は、親族としての心遣いが求められる大切なマナーです。適切なタイミングと方法で返信し、新郎新婦への祝福の気持ちを伝えましょう。