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さつまいも製作アイデア集|年齢別・簡単に作れる製作物まとめ

保育室のテーブルに紫と黄色の画用紙、絵の具、折り紙が並び、子どもたちがさつまいも製作を楽しんでいる様子 保育園

保育園や幼稚園のさつまいも製作は、0歳児なら「握る・つまむ」感覚遊び、1〜3歳児なら「ちぎる・貼る」製作、4〜5歳児なら「折る・組み立てる」立体製作と、年齢によっておすすめの工程が変わりますよ。

この記事では、そのまま今日のクラスで使える年齢別のさつまいも製作アイデアを、具体的な作り方つきでまとめてご紹介します。

年齢別さつまいも製作の一覧比較

まずは全体像をつかめるように、年齢ごとのねらいと代表的な製作を表にまとめました。

クラスの発達段階に合わせて、どの工程を取り入れるか選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

年齢 主な工程 代表的な製作 難易度の目安
0歳児 握る・つまむ・転がす 握って作る紫いも、ビー玉転がし ★☆☆(保育士の補助が前提)
1〜3歳児 ちぎる・貼る・筆で描く 画用紙のちぎり貼り、にじみ絵 ★★☆(はさみは3歳頃から)
4〜5歳児 折る・巻く・組み立てる 折り紙のさつまいも、封筒の立体さつまいも ★★★(集中力が必要な工程あり)

0歳児のさつまいも製作は何をねらいにする?

0歳児のさつまいも製作は、完成度よりも「素材に触れる楽しさ」を優先することを最大のねらいにするのがおすすめです。

まだ言葉でのやりとりが難しい月齢だからこそ、握る・つまむ・引っ張るといった手指の動きを通して、さつまいもという存在をなんとなく感じ取ってもらう時間になります。

保育のねらいとしては、季節の食べ物への関心の芽生え、指先や手のひらを使う感覚遊びの経験、素材の色や手触りへの興味づけの3つを意識しておくと、日案や月案にも書きやすいはずです。

0歳児クラスでは誤飲のリスクがあるため、フラワーペーパーや折り紙など口に入れても比較的安全な素材を選び、保育士がそばについて見守る体制を整えておくと安心して製作に取り組めます。

握って作る紫いもは、紫や赤紫の折り紙を両端からぎゅっと握って絞るだけで、さつまいもらしい形になる簡単な製作です。

緑の紙テープをツルに見立てて葉っぱと一緒に貼れば、あっという間に完成します。

ビー玉転がし製作は、絵の具をつけたビー玉を平らな容器の中でコロコロと転がして模様をつける遊びです。

転がる音や動きが赤ちゃんの興味を引きやすく、保育士が後ろから手を支えてあげれば0歳児からでも十分楽しめます。

ジップロックで絵の具遊びは、手が汚れる心配がなく片付けも簡単なので、絵の具遊びに初めて挑戦する0歳児クラスに向いています。

袋の上から指でなぞったりたたいたりして、感触をしっかり味わえるのが魅力です。

フラワーペーパーのさつまいもは、くしゃくしゃに丸めてラッピング袋に入れるだけのシンプルな工程で、指先の発達を促しながら安全に取り組めます。

これらの0歳児向け製作に共通しているのは、失敗がなく、どんな仕上がりになっても「かわいいさつまいもだね」と肯定してあげられる自由度の高さです。

筆者としては、この年齢の製作は完成形を求めすぎず、プロセスそのものを楽しむ姿勢で見守ることが、他のどの年齢の製作よりも大切なポイントだと考えています。

※画像はAIによるイメージ

1〜3歳児向けのさつまいも製作は何が変わる?

1〜3歳児になると、のりやはさみ、筆を使った製作に少しずつ挑戦できるようになり、指先の器用さと表現の幅が一気に広がるのが特徴です。

のりで貼る、画用紙をちぎる、筆で自由に描くといった工程を取り入れることで、子どもたちの表現力や集中力を育てることができます。

折り紙をのりで貼っていく製作では、あらかじめ保育士がさつまいもの土台や葉っぱ、モグラなどのパーツを作っておき、子どもは折り紙を貼るだけのシンプルな工程にすると、2歳児クラスからでも導入しやすくなります。

画用紙をビリビリと破く製作も人気です。

紫と黄色の画用紙を貼り合わせておき、皮に見立てた紫の部分を破いていくだけなので、指先の力加減を学びながら夢中で取り組める内容になっています。

筆を使って自由にさつまいもを描く絵の具製作は、子どもたちの個性がそのまま作品に表れるのが面白いところです。

大きな芋、コロコロした芋、細長い芋など、それぞれの発想を否定せずに受け止めてあげることが、この年齢の製作では特に大切だと感じます。

にじみ絵は、絵の具が水に溶けてじんわりと広がっていく様子を楽しめる技法で、2歳児以降から取り入れるのがおすすめです。

「さつまいもって何色だろう」「紫色は何と何を混ぜたらできるかな」と声をかけながら進めると、色についても自然に学べる時間になりますよ。

はさみを使う工程は、手指の力加減がまだ安定しない子も多いため、3歳児以降、あるいは2歳児後半から少しずつ試すくらいの余裕を持たせると、保育士の負担も子どもの不安も減らせるはずです。

※画像はAIによるイメージ

4〜5歳児のさつまいも製作と折り紙の作り方は?

4〜5歳児になると、よりイメージを膨らませて、複数の素材を組み合わせた立体的な製作にチャレンジできるようになります。

折り紙のさつまいもは、半分に折って折り目をつけ、角を三角に折り込んでいくという工程で作ります。

指先を器用に使いながら集中力を高められる製作なので、落ち着いて取り組む時間を作りたいときにぴったりです。年長クラスになると、子ども同士で教え合いながら進められる姿も見られるようになります。

封筒で作る立体さつまいもは、封筒の中に黄色の花紙を入れて両端をひねり、紫の絵の具で着色するという、見た目のインパクトが大きい製作です。

お芋堀りが終わったあとも、ままごとの道具として引き続き遊べるのがうれしいポイントですね。

ちぎり絵の立体さつまいもは、紫や赤紫の折り紙を斜めにちぎって丸め、黄色の折り紙で包んだティッシュに巻き付けていく、少し細かい作業を含む製作です。

集中力と指先の発達を促す内容なので、4歳児以降で取り入れるのがおすすめです。

顔や模様を自由に描く壁面製作は、台紙に折り紙をちぎって貼り、顔や葉っぱのパーツを組み合わせていくもので、5歳児であれば型を自分で描いて切ることにも挑戦できます。

個人差がそのまま表現に表れるため、クラス全体の壁面にすると一人ひとりの個性が光る仕上がりになりますよ。

このほかにも、新聞紙を丸めてクラフト紙で包む立体さつまいもや、紙コップの中からさつまいもが飛び出す仕掛けのある製作など、素材次第でアレンジの幅はさらに広がります。

4〜5歳児の製作を見ていると、0歳児では「握ってくしゃくしゃにする」対象だった折り紙が、この年齢では「正確に折り目をつけて形を作る」対象へと役割を変えていく点が興味深く、同じ素材でも発達段階によって使い方をここまで柔軟に調整できるのが、さつまいも製作というテーマの懐の深さだと筆者は考えています。


さつまいも製作を芋掘り行事にどうつなげる?

さつまいも製作を行う目的のひとつは、実際の芋掘り行事に対する子どもたちのイメージを事前に膨らませておくことです。

芋掘りを経験したことがない子どもでも、製作を通してさつまいもという食べ物に親しみを持てるようになれば、当日の活動にもスムーズに入っていきやすくなります。

導入としては、実物のさつまいもを見せたり触らせたりするほか、さつまいもが登場する絵本の読み聞かせを取り入れる方法があります。物語の中でさつまいもが動いたり冒険したりする展開は、子どもたちの想像力を刺激してくれます。

10月13日は「さつまいもの日」とされています。江戸時代にさつまいもの美味しさを「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と表現していたことにちなみ、1987年に埼玉県川越市の川越いも友の会が制定した記念日です。

この由来は川越いも友の会が公表している情報として広く紹介されており、この時期に合わせて製作を導入すると、季節の行事としての意味づけもしやすくなります。

芋掘りが終わったあとにも、掘ったさつまいもを見ながら製作をすると、体験したばかりの記憶を形に残す作業になり、子どもたちの満足感につながりやすいというのが、筆者が保育の現場でよく聞く実感です。

※画像はAIによるイメージ

製作準備で気をつけたいポイントは?

年齢別のアイデアを実践する上で、事前に確認しておきたい注意点を整理します。

  • 0〜1歳児は誤飲防止のため、保育士がそばを離れずに見守る
  • はさみを使う製作は2歳児後半から3歳児以降を目安に導入する
  • 絵の具や粘土を使う日は、乾燥時間を見越してスケジュールを組む
  • 個人差が出やすい製作は「できあがりの形」より「取り組む過程」を評価する
  • 誤って口に入れやすい小さいパーツ(ビー玉やモールなど)の管理を徹底する

特に乾燥に時間がかかる絵の具製作は、当日中に完成させようとせず、翌日以降に仕上げの工程を回すといった余裕を持ったスケジューリングをすると、保育士側の負担も減らせるはずです。


さつまいも製作から見えてくる保育のヒント

ここまで年齢別のさつまいも製作アイデアを紹介してきましたが、個人的にはこのテーマが「素材との出会い方の違い」を見せてくれる面白い題材だと感じています。

0歳児は握る・転がすという原始的な感覚遊びから始まり、1〜3歳児はのりやはさみといった道具を介した表現へ、4〜5歳児になると折る・ちぎる・組み立てるという複数の工程を経て立体的に仕上げる表現へと、同じ「さつまいも」というモチーフを通して発達段階の違いがくっきりと表れます。

これは製作物としての完成度の話ではなく、子どもがその年齢でどんな手の動かし方をし、どんな順番で物事を理解していくかという発達のプロセスそのものを映し出しているように思います。

どんぐりや落ち葉といった他の秋の自然物を使った製作と比べると、さつまいもは「皮をむく前提の丸みのある形」という制約があるぶん、色使いと立体感の工夫でどこまで個性を出せるかが問われるテーマだと筆者は考えています。どんぐり製作が「拾った素材そのものの形を活かす」方向性であるのに対し、さつまいも製作は「画用紙や折り紙から一からさつまいもらしさを作り出す」方向性である点が、指導する側にとっての面白さの違いだと感じます。

今後の見通しとしては、行事のオンライン化や保護者への活動共有が進む中で、製作の過程を写真や動画で記録し、家庭と共有する動きがさらに広がっていくのではないでしょうか。

芋掘りそのものを経験できない家庭環境の子どもも増えている可能性があるため、製作を通じて疑似的にでも季節の行事に触れられる機会を保育園側が意識的に作っていくことの意味は、今後ますます大きくなっていくと筆者としては考えています。


よくある質問

さつまいも製作は何歳から始められますか?

素材との触れ合いを主な目的にするなら、0歳児クラスから取り入れられます。誤飲防止のため、フラワーペーパーや折り紙など安全な素材を選び、保育士がそばで見守ることが前提になります。

はさみを使う製作はいつから導入するのがいいですか?

手指の力加減が安定してくる3歳児以降を目安にするのがおすすめです。2歳児後半から少しずつ試す園もありますが、最初は保育士がそばについて補助すると安心です。

さつまいも製作はいつ頃行うのがおすすめですか?

芋掘り行事が多い11月の前後がひとつの目安です。10月13日の「さつまいもの日」に合わせて導入すると、季節の行事としての意味づけもしやすくなります。


まとめ

さつまいも製作は、0歳児の感覚遊びから5歳児の立体的な工作まで、年齢に応じて無理なく取り入れられる懐の広いテーマです。

握る・ちぎる・貼る・折るといった工程を通して、子どもたちは指先の発達だけでなく、季節の食べ物への関心や色彩感覚も自然に育んでいきます。

芋掘り行事の前後にタイミングを合わせて製作を取り入れることで、子どもたちの期待感や体験の記憶をより豊かなものにできるはずです。ぜひクラスの年齢に合わせたアイデアを選んで、今年の秋のさつまいも製作を楽しんでみてくださいね。

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