結論からいうと、ブルースクリーンは画面を撮影し、処理完了を待ち、起動後にバックアップしてから周辺機器を外します。
パソコンが起動しない、電源が切れない、再起動を繰り返す場合も、すぐに初期化する必要はありません。表示の種類と直前の操作を確認し、データへの影響が小さい方法から原因を切り分けることが大切です。
なお、HDDから異音がする、SSDを認識しない、焦げたにおいがするといった症状がある場合は、復旧操作を中断してください。
パソコンのブルースクリーンとは?バッファローとMicrosoftの案内を整理
ブルースクリーンとは、Windowsが通常の動作を続けられない重大な問題を検知し、安全のため停止した画面です。STOPエラー、停止コードエラー、バグチェック、BSODなどとも呼ばれます。
株式会社バッファローは「パソコンが青い画面になって起動しない!ブルースクリーンの原因と対処法」という案内で、メモリー、HDD・SSD、ドライバーなどの問題によって動作を継続できなくなったときに表示されると説明しています。
同社の案内は、新製品の発表や一時的な障害情報ではなく、継続して公開されているトラブル対処記事です。ページ上で公開日・更新日を確認できなかったため、本記事では2026年8月30日時点で確認できた内容として扱います。
一方、Microsoftの「Windowsの予期しない再起動および停止コードエラーのトラブルシューティング」はWindows 11とWindows 10を対象とし、原因候補をハードウェア、ドライバー、ソフトウェアに分けています。
ここで注意したいのが、ブルースクリーンという名前でも、画面が必ず青いとは限らないことです。
Microsoftの案内では、Windows 11 バージョン24H2以降のSTOPコードエラー画面は黒色で示されています。Windows 11のバージョンによって画面の色やメッセージが異なるため、黒い背景でもSTOPコードが表示されていれば同じ種類の停止エラーとして考えます。
ただし、カーソルだけが見える真っ黒な画面や、エラー表示のない空白画面は別の症状です。色だけで判断せず、画面に何と書かれているかを確認しましょう。
青い画面はすべて同じエラーではない
初心者の方が迷いやすいのは、青い背景の画面が複数あることです。最初に次のように分類すると、必要な対処を選びやすくなります。
| 画面に表示される内容 | 状態の目安 | 最初に行うこと |
|---|---|---|
| 「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります」 | STOPコードエラー | 画面を撮影し、情報収集と再起動を待つ |
| 「Recovery」「お使いのPCは修復する必要があります」 | 起動ファイルや起動構成の問題 | エラーコードを記録し、Windows回復環境を確認する |
| 「自動修復」「PCが正常に起動しませんでした」 | 自動修復で直せなかった起動障害 | 詳細オプションから症状に合う回復方法を選ぶ |
| 「BitLocker回復キーを入力してください」 | 暗号化されたドライブの本人確認 | 48桁の正しい回復キーを探す |
| 文字もSTOPコードもない黒い画面 | 画面表示や起動処理など別の問題 | 電源ランプ、外部画面、表示状態を確認する |
BitLockerの画面は、一般的なブルースクリーンとは目的が違います。Microsoftによると、BitLocker回復キーは暗号化されたドライブを再び開くための48桁の数字です。
ハードウェア、ファームウェア、セキュリティ設定などの変更をWindowsが安全上の問題として検知すると、正規の利用者でも回復キーを求められることがあります。
回復キーは、個人のMicrosoftアカウント、職場・学校のアカウント、印刷物、USBメモリーなど、設定時に保存した場所を確認します。Microsoftサポートでも、失ったキーを新しく作成したり代わりに提示したりすることはできません。
この分類が重要なのは、画面を取り違えると対処もずれてしまうからです。STOPエラーに必要なのは原因の切り分けですが、BitLocker画面に必要なのは正しい鍵の確認ですよ。
パソコンがブルースクリーンになる原因は?
主な原因は、ドライバーや更新プログラムなどのソフトウェア、USB機器、メモリー、HDD・SSD、発熱などです。
ひとつの表示だけで故障部品を決めるのではなく、ブルースクリーンが出る直前に何が変わったかを手がかりにします。
ドライバーやWindows Updateの問題
ドライバーは、Windowsとグラフィック機能、プリンター、ネットワーク機器などの間で情報を受け渡すソフトウェアです。通訳役が誤った指示を伝えると会話が止まるように、ドライバーが壊れたりWindowsと合わなかったりすると、システムが停止することがあります。
Windows Update後に発生した場合も、更新プログラムだけが原因とは限りません。同時に更新されたデバイスドライバーや、既存アプリとの組み合わせも確認対象です。
更新直後から繰り返すなら、発生した日時とWindows Updateの更新履歴を照らし合わせます。問題が起きた時間より前後の記録を残すことが、闇雲なアンインストールを防ぐ手がかりになります。
USB機器や新しく追加したハードウェア
外付けHDD、USBメモリー、プリンター、カードリーダー、USBハブなどの故障やドライバーの不整合も原因になります。
Microsoftは基本的な確認の最初に、エラー前に追加した新しいハードウェアを取り外す手順を挙げています。バッファローや日本HPの案内でも、外付け機器の確認は早い段階に置かれています。
すべて外すと起動し、ある機器を接続したときだけ再発するなら、その機器、ケーブル、接続端子、関連ドライバーを調べます。一度に戻すと原因が分からなくなるため、一台ずつ確認しましょう。
メモリーの故障や接触不良
メモリーは、使用中のデータを一時的に置く作業台のような部品です。正常に読み書きできなくなると、Windowsの重要な処理が破綻して停止する場合があります。
負荷の高い作業で落ちる、STOPコードが一定しない、アプリが頻繁に異常終了するといった症状では、メモリーも確認候補です。ただし、同じ症状はドライバーやストレージの問題でも発生するため、症状だけでは断定できません。
メモリーの挿し直しは接触不良の確認方法になりますが、静電気に弱い部品です。ノートパソコンや一体型パソコンは分解が難しく、保証条件に影響する可能性もあるため、経験がなければ無理に開けないでください。
HDD・SSDや接続部分の異常
Windowsや個人データが保存されているHDD・SSDを正常に読めない場合も、ブルースクリーンや起動障害が起こります。
次のような症状がある場合は、ソフトウェア修復よりデータ保護を優先します。
- HDDからカチカチ、ガリガリと異音がする
- ファイルを開くまで極端に時間がかかる
- コピー中に何度も止まる
- ファイル名が壊れたり、読み取りエラーが出たりする
- UEFI・BIOSやメーカー診断で内蔵ドライブを認識しない
- 起動と停止を短時間に何度も繰り返す
傷んだストレージに対して再起動、検査、修復コマンドを繰り返すと、読み書きの回数が増えます。筆者としては、失えないデータがある状況で「とりあえず修復」を続けるのは勧められません。
システムファイル、アプリ、空き容量、熱の問題
停電や強制終了、更新失敗などでWindowsの重要なファイルが破損すると、起動中や使用中に停止することがあります。常駐アプリ、セキュリティソフト、機器制御ツールの競合も候補です。
Microsoftは、Windows 11とWindows 10の基本手順として、システムドライブに10~15%の空き容量を確保することも案内しています。必要な一時ファイルやスワップファイルを作れないほど空き容量が減ると、動作が不安定になる可能性があるためです。
冷却口のほこり、ファンの故障、長時間の高負荷による発熱にも注意します。本体が異常に熱い場合は電源を切り、熱源の近くを避けて十分に冷ましてください。
ブルースクリーン直後の対処は?電源が切れない場合も解説
最初に行うのは、画面撮影、処理の待機、バックアップ、周辺機器の取り外しです。修復コマンドや初期化は、そのあとに検討します。
1.STOPコードと画面全体を撮影する
再起動すると表示が消えることがあるため、スマートフォンで画面全体を撮影します。
次の情報が読めるように残しましょう。
- `MEMORY_MANAGEMENT`などのSTOPコード名
- `0x0000001A`などの数値コード
- 失敗したファイル名やモジュール名
- QRコード
- 情報収集の進行率
- 「Recovery」「自動修復」「BitLocker」などの表示
- 発生日時と直前にしていた操作
画面だけでなく、「Windows Update直後」「USB機器を接続した直後」「動画編集中」などの発生条件もメモします。STOPコードが方面を示す標識なら、発生条件は現在地を示す印です。
2.エラー情報の収集と自動再起動を待つ
進行率が動いている間は、Windowsがエラー情報を保存している可能性があります。すぐに電源を切らず、処理と自動再起動を待ちます。
バッファローの案内では、多くの場合は10分ほどで自動的に再起動し、再起動を延々と繰り返す場合や10分以上待っても再起動しない場合は、画面を記録したうえで強制終了すると説明しています。
ただし、10分はすべての機種に共通する安全基準ではありません。障害の状態、ストレージの速度、メーカーの設計によって待ち時間は変わります。
日本HPの「HP PC-ブルースクリーン上にエラーメッセージが表示される(Windows)」では、パソコンが応答せず操作できない状況で、電源を切るために電源ボタンを15秒以上長押しする手順が示されています。
この2つの数字は意味が異なります。バッファローの約10分は自動再起動を待つ時間の目安、日本HPの15秒以上は応答しないHP製パソコンで電源ボタンを押し続ける時間です。
まず利用中の機種の案内を優先し、強制終了は画面が完全に停止して操作できない場合の最終手段と考えましょう。短時間に何度も繰り返す操作ではありません。
3.起動できたら重要データをバックアップする
再起動後に普段どおり使えても、原因が解消したとは限りません。家族写真、仕事の書類、住所録、作成中のデータなど、失うと困るものを先にコピーします。
コピー先には、正常に動作する外付けストレージや信頼できるクラウドを使います。ただし、コピー中に異音、切断、極端な速度低下が起きる場合は中断してください。
ここで大切なのは、パソコンを起動できる状態にする「修理」と、保存データを別の場所へ取り出す「データ復旧」は同じ作業ではないことです。
メーカー修理では、ストレージ交換や初期化によってWindowsが使える状態に戻っても、元のデータが残らない場合があります。依頼前に、データを残した診断が可能か、初期化の可能性があるか、データ復旧が別料金・別作業かを確認しましょう。
4.不要な周辺機器を外す
パソコンの電源を切り、起動に不要なUSBメモリー、外付けHDD、プリンター、カードリーダー、USBハブなどを取り外します。
必要なキーボードやマウスだけを残して起動し、正常に動いたら一台ずつ戻します。特定の機器を接続したときに再発すれば、原因をかなり絞り込めます。
日本HPとMicrosoftの案内を比べても、外付け機器の取り外し、セーフモード、ドライバーの確認、復元という流れは共通しています。メーカー独自の診断機能は違っても、影響の小さい変更から一つずつ確認するという考え方は同じです。
Windows 11が起動しないときの復旧方法は?
Windows 11が起動しない場合は、Windows回復環境でスタートアップ修復、更新プログラムの削除、セーフモード、システムの復元を検討します。
利用できる項目はWindowsのバージョン、パソコンメーカー、回復領域の状態によって異なります。画面に表示されている選択肢を確認し、データへの影響が小さい順に進めましょう。
状態別に選ぶ復旧方法
| 現在の状態 | 最初に検討する方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 一度だけ発生し、現在は起動できる | バックアップ、更新履歴、デバイスマネージャーの確認 | すぐに初期化する必要はない |
| 周辺機器を外すと起動できる | 機器を一台ずつ戻す | ケーブルやUSBハブも確認する |
| 通常起動は不安定だがセーフモードは動く | 最近のアプリ、ドライバー、常駐機能を確認 | 一度に複数削除しない |
| Windows Update直後から起動しない | 更新プログラムのアンインストール、システムの復元 | 復元ポイントの有無を確認する |
| Windowsのロゴ付近で止まる | スタートアップ修復 | 物理故障までは直せない |
| Windows 11へ起動できるがシステムが不安定 | Windows Updateを使う再インストール | 電源とインターネット接続が必要 |
| 異音やストレージ認識不良がある | 自力修復を中断して相談 | データ保護を優先する |
セーフモードで起動する
セーフモードは、必要最小限のドライバーと機能でWindowsを起動する方法です。セーフモードでは安定するなら、通常起動時に追加で読み込まれるドライバー、アプリ、サービスが関係している可能性が高まります。
Windows回復環境がすでに表示されている場合は、一般的に次の順で進みます。
1. 「トラブルシューティング」を選ぶ
2. 「詳細オプション」を選ぶ
3. 「スタートアップ設定」を選ぶ
4. 「再起動」を選ぶ
5. 再起動後に「セーフモードを有効にする」を選ぶ
Windowsへサインインできる場合は、「設定」から回復機能を開く方法や、Shiftキーを押しながら再起動する方法もあります。
起動途中の電源断を故意に何度も繰り返して回復環境を出す方法は、ファイルやストレージへ負担をかける可能性があります。別の安全な入り方を利用できるなら、そちらを優先してください。
スタートアップ修復を使う
Microsoftの「Windowsの回復オプション」では、Windowsが起動しない、または読み込みが続く場合の候補としてスタートアップ修復が示されています。
スタートアップ修復は、Windowsの起動を妨げる問題を検査する機能です。ただし、メモリーやHDD・SSDの物理故障、失われたBitLocker回復キーまで直すものではありません。
処理に失敗して同じ画面へ戻り続ける場合は、何度も実行せず、エラー内容を記録して次の判断材料にします。
最近の更新プログラムをアンインストールする
Windows Update直後から症状が始まった場合は、Windows回復環境の「詳細オプション」から更新プログラムをアンインストールできることがあります。
品質更新プログラムと機能更新プログラムでは影響範囲が違います。表示された説明を読み、問題が始まった時期と更新履歴が一致するものを検討します。
更新を削除できたとしても、それだけで原因が確定したわけではありません。更新に伴って変わったドライバーやアプリとの互換性が関係している可能性もあります。
システムの復元を使う
アプリ、ドライバー、設定を変更したあとに症状が始まった場合は、問題発生前の復元ポイントへ戻す方法があります。
Microsoftの回復オプションでは、最近アプリを導入してから正常に動かなくなった場合や、スタートアップ修復で起動できない場合の候補にシステムの復元が挙げられています。
復元ポイントが作成されていなければ利用できません。また、選んだ時点よりあとに導入したアプリやドライバーなどが影響を受けるため、画面に表示される対象を確認してください。
DISMとSFCは起動できる場合に慎重に使う
Windowsを通常起動またはセーフモードで起動できる場合は、管理者権限のターミナルからシステムファイルを検査できます。
Microsoftが案内する代表的な順序は、DISMを実行したあとにSFCを実行する流れです。
`DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth`
処理が完了してから、次を実行します。
`sfc /scannow`
DISMはWindowsイメージの修復に使われ、SFCは保護されたシステムファイルを検査して、可能な場合は正常なファイルへ置き換えます。
ただし、これは物理的に壊れたHDD・SSDを修理するコマンドではありません。異音、認識不良、読み取りエラーがあるストレージへ安易に実行するのは避けましょう。
Windows回復環境ではドライブ文字やコマンドの条件が通常起動時と異なります。インターネットで見つけた命令をそのまま入力せず、機種と画面状態に合う公式手順を確認してください。
Windows 11はWindows Updateで再インストールできる場合がある
Windows 11には、現在のバージョンをWindows Update経由で再インストールし、システムファイルやコンポーネントを修復する回復機能があります。
Microsoftによると、この方法はアプリ、個人ファイル、設定を保持します。パソコンを電源とインターネットへ接続したまま作業する必要があり、Windows 11の古いバージョンや管理対象端末などでは選択肢が表示されない場合があります。
この方法はWindowsへ起動できる環境で使う機能です。起動できないパソコンに対する万能な復旧方法ではありません。
「このPCをリセットする」は最後に検討する
「このPCをリセットする」はWindowsを再インストールする強い回復方法です。「個人用ファイルを保持する」を選べる場合でも、アプリと設定は削除されます。
「すべて削除する」では、個人ファイル、アプリ、設定が削除対象です。メーカーのリカバリ機能も、購入時に近い状態へ戻す過程でデータを消去する場合があります。
実行前に、重要データ、BitLocker回復キー、Microsoftアカウント、アプリのライセンス、再設定に必要な情報を確認します。起動を直すために、大切な中身まで失ってしまわないようにしてください。
STOPコードからブルースクリーンの原因をどう見分ける?
STOPコードは、Windows内部でどの種類の異常を検知したかを示す手がかりです。故障部品を直接指名する診断結果ではありません。
同じコードでも、パラメーター、実行中のモジュール、発生条件によって原因候補が変わります。そのため、コードだけを見てメモリーやSSDを購入するのは早すぎます。
| STOPコード名 | バグチェック値 | Microsoftの定義を平易にした説明 | 最初の確認 |
|---|---|---|---|
| `MEMORY_MANAGEMENT` | `0x0000001A` | 重大なメモリー管理エラーを検知した | メモリー診断、ドライバー、ストレージ、発生条件 |
| `PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA` | `0x00000050` | システムが無効なメモリー領域を参照した | 最近追加したドライバー、機器、メモリー |
| `IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL` | `0x0000000A` | 高い割り込みレベルで無効または不適切なメモリーへアクセスした | ドライバー、追加機器、更新履歴 |
| `KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR` | `0x0000007A` | 必要なカーネルデータをページファイルからメモリーへ読み込めなかった | ストレージ、接続、メモリー、併記された状態コード |
| `VIDEO_TDR_FAILURE` | `0x00000116` | タイムアウトした表示ドライバーのリセットに失敗した | グラフィックドライバー、GPU、温度、電源 |
`MEMORY_MANAGEMENT`という名前でも、必ず物理メモリーだけが悪いとは限りません。たとえばデータを供給するストレージや、そのデータを扱うドライバーの問題が、メモリー管理の破綻として表面化する場合があります。
`KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR`も同様です。HDD・SSDは有力な確認対象ですが、接続、メモリー、ページファイルを読む過程の別の問題も考えられます。
技術的には、STOPコードは「Windowsが最後に検知した矛盾」を示します。その矛盾を最初に作った原因が、別の部品やドライバーにあることも珍しくありません。
Microsoftの技術資料では、各バグチェックに複数のパラメーターが定義されています。一般利用者の画面に出るコード名だけでは情報が足りないため、専門的な診断ではダンプファイル、イベントログ、モジュール名、ハードウェア検査などを組み合わせます。
家庭で切り分けるときは、次の共通点を探すほうが実用的です。
- 毎回同じアプリの使用中に起きるか
- スリープからの復帰時に起きるか
- 動画編集やゲームなど高負荷時だけか
- 特定のUSB機器を接続したときだけか
- Windows Updateやドライバー更新後に始まったか
- 異音、発熱、極端な遅さを伴うか
- 同じコードか、毎回異なるコードか
STOPコードと発生条件を一緒に記録すると、メーカーや修理業者へ相談するときにも説明しやすくなります。
自力復旧をやめる目安と今後の見通し
自力対応をやめる目安は、物理故障を疑う症状があるときと、失えないデータがあるときです。
特に、次の場合は操作を中断して、メーカー、修理事業者、データ復旧事業者などへ相談してください。
- HDDから異音がする
- UEFI・BIOSや診断機能でHDD・SSDを認識しない
- 焦げたにおい、煙、異常な発熱がある
- ブルースクリーンと再起動を延々と繰り返す
- セーフモードでも起動できない
- 修復処理が毎回途中で止まる
- BitLocker回復キーを確認できない
- 家族写真や業務資料など、失えないデータがある
- 分解しなければ確認できない
焦げたにおいや煙がある場合は、可能なら安全に電源を切り、電源ケーブルやACアダプターを外します。発熱したバッテリーを押す、曲げる、穴を開けるといった操作はしないでください。
筆者がバッファロー、Microsoft、日本HPの案内を比較して感じたのは、各社とも最終的な回復機能より先に、画面の確認や周辺機器の取り外しといった小さな切り分けを置いていることです。
一方で、バッファローはデータ保護、日本HPはHP製パソコン向けの診断と更新、MicrosoftはWindowsの標準回復機能を中心に説明しています。情報が食い違うというより、それぞれが担当する範囲が違うと捉えると分かりやすいでしょう。
私見では、ブルースクリーン対処で最も重要なのは、復旧手順をたくさん試すことではありません。現在の画面を正しく分類し、データを守るべき段階と、Windowsを直す段階を分けることです。
Windows 11ではバージョン24H2以降、STOPエラーが黒い画面で表示される場合があります。今後も画面デザインや回復機能は変わる可能性がありますが、コード、発生条件、直前の変更を組み合わせて判断する基本は変わらないと考えられます。
また、Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しました。パソコン自体が直ちに使えなくなるわけではありませんが、通常は無料のセキュリティ更新や技術サポートが提供されません。
Windows 10でブルースクリーンを繰り返している場合は、一時的な復旧だけでなく、Windows 11への対応可否、拡張セキュリティ更新プログラムの対象、パソコンの更新時期も含めて検討する段階です。
まとめ
パソコンのブルースクリーンは、Windowsが重大な問題を検知して動作を停止した状態です。まず画面を撮影し、情報収集の完了を待ち、起動できたら重要データをバックアップしてから周辺機器を外します。
原因には、ドライバー、Windows Update、USB機器、メモリー、HDD・SSD、システムファイル、空き容量、発熱などがあります。STOPコードだけで部品を断定せず、発生条件と直前の変更を一緒に確認してください。
起動しない場合は、セーフモード、スタートアップ修復、更新プログラムの削除、システムの復元など、影響の小さい方法から進めます。初期化やリセットは、バックアップとBitLocker回復キーを確認したうえで最後に検討しましょう。
よくある質問
ブルースクリーンが一度だけ出た場合も修理が必要ですか?
一度だけ発生し、その後は安定しているなら、すぐに修理が必要とは限りません。Microsoftも、再起動後に問題が解消し、それ以上の操作が不要な場合があると案内しています。
ただし、重要データをバックアップし、画面の写真、発生日時、直前の操作を残してください。短期間に再発する場合は、ドライバーやハードウェアの診断を検討します。
ブルースクリーンで電源が切れないときはどうしますか?
進行率が動いているなら、エラー情報の収集と自動再起動を待ちます。完全に停止して操作できない場合は、画面を撮影してから、利用中のメーカーが案内する方法で電源ボタンを長押しします。
バッファローの「10分」と日本HPの「15秒以上」は、前者が待機時間の目安、後者がHP製パソコンでボタンを押し続ける時間です。一律の数字ではないため、機種別の案内を優先してください。
ブルースクリーンになったら初期化すれば直りますか?
Windowsのシステム側に原因があれば改善する可能性はありますが、メモリーやHDD・SSDの物理故障は初期化では直りません。
個人ファイルを保持するリセットでもアプリや設定は削除されます。周辺機器、セーフモード、更新履歴、システムの復元、ハードウェア診断を先に確認しましょう。
Windows 11の黒いエラー画面もブルースクリーンですか?
STOPコードや「デバイスに問題が発生したため」といったメッセージがあるなら、従来ブルースクリーンと呼ばれてきた停止エラーの可能性があります。
MicrosoftはWindows 11 バージョン24H2以降の例として黒いSTOPエラー画面を示しています。ただし、文字やコードのない空白画面は別のトラブルとして切り分けます。
参考資料
- バッファロー「パソコンが青い画面になって起動しない!ブルースクリーンの原因と対処法」(公開・更新日の表示を確認できず、2026年8月30日閲覧)
- Microsoft「Windowsの予期しない再起動および停止コードエラーのトラブルシューティング」(Windows 11・Windows 10対象、2026年8月30日閲覧)
- Microsoft「Windowsの回復オプション」(Windows 11・Windows 10対象、2026年8月30日閲覧)
- 日本HP「HP PC-ブルースクリーン上にエラーメッセージが表示される(Windows)」(HP製Windowsパソコン対象、2026年8月30日閲覧)
- Microsoft「Bug Check 0x1A: MEMORY_MANAGEMENT」(開発者・IT担当者向け技術資料、2026年8月30日閲覧)
- Microsoft「Windows 10 support has ended on October 14, 2025」(2026年8月30日閲覧)
執筆:星野 結衣(暮らしサポートライター)